昨日は『向山洋一 教育要諦集』第1巻〜第3巻 を読み返した。
何度読んでも新たな学びがある。
この本が自分の教育実践の芯を作ってくれる。
教育の技術にベストはなく、ベターなものを生み出し改良していく連続の過程があるだけである。実践家にとっては、永遠に続く登り道があるだけである。
『向山洋一 教育要諦集』第2巻より
自分があと30年間教師を続ける中で、大事にしたい事柄である。教育の技術にベストはないのだ。今の時代の状況、目の前の子供達の状況、そして自分の状態などによってその時々のベストの技術を生み出していき、自分であれこれ試して改良していくしかない。これを30年間、毎日自分で振り返り考え試行錯誤していくのだ。これが教師修業だ。
実践家にとっては、永遠に続く登り道があるだけ。
この登り道を楽しめるようになりたい。
毎日、指導法を工夫し、教育と格闘し、自分の人生をしっかりと生きたい。
そのためにも、正しい方向で学ぶこと。正しい方向で努力し続けることが必要だ。
「教師にしかできない仕事がある」という仕事についたのは、何と幸せなことだろうと思う。
「教師にしかできない仕事」をさらによりよくやりとげるために、私は、自分の技をみがいていく。
『向山洋一 教育要諦集』第2巻より
「教師にしかできない仕事」は何か。
できない子をできるようにすること。
子どもたちに知的な授業、楽しい授業を行うこと。
日々の子どもたちの成長に寄り添っていくこと。
人として大事なことを教えること。
どれも非常に大切な仕事であり、やりがいのある仕事だ。
自分のたった一度きりの人生をこの仕事に注ぎたい。
もちろん、残業はしない。前業もしない。
法で定められた時間の中で全力を尽くす。ベストを尽くす。
定時外は家族とともに過ごしたり、自分の好きなことをやったり、学びにあてたりして自分をみがいていく。
『向山洋一 教育要諦集』の第4巻〜第6巻までも、2学期が始まる前に読み返して自分の教育哲学をみがいていきたい。