2学期に向けて家でできる準備を進めている。
名著の読み返し、これが自分にとっては極めて大切な作業である。
過去に読んだ教育書の中で、「これぞ、名著。」「これを自分の血肉としたい!」というものを10冊程度まとめて、ひとつの棚に入れている。
そして、これらの本を各学期の始めに読み返すことにしている。
優れた本の内容を自分のものにするには、「反復練習」これしかない。
昨日読み返した本は2冊。
『教師崩壊』妹尾昌俊
『伴一孝の教師道1』伴一孝
どちらも、これからの自分の教師人生において、様々なヒントをくれる本である。
『教師崩壊』妹尾昌俊 では、
教師の数が足りない
教師の質が落ちている
教師のなり手がへってきている
学校はますます忙しくなる
学校はもはや「沈みかけの船」
ということがよくわかる。
自分の学校現場での感覚としても、かなり的を得た主張である。
そんな学校現場であと30年間、どうやって自分は生き抜くか。
そんなときにヒントになるのが、
『伴一孝の教師道1』伴一孝
である。
自分の頭でしっかりと考え続けること。
「授業の運動神経」を身につけること。
教師としての哲学を自分でしっかりと持つこと。
正しい方向で学び、努力を続けること。
例)読書、ノート作業、研究授業など
学校現場の大変さは今後も変わらない。むしろひどくなるだろう。
そんな中で、自分の身は自分で守るしかない。
自分の腕は自分で磨いていくしかない。
自分の信念を貫き、自分の信じる道を進み続けることが、70歳まで教師をつづけるためのポイントとなる。