今日から2学期開始。
昨日は午後から年休をとって家でゆったりと過ごす。
読書もする。
『策略ブラック本』中村健一 シリーズをサッと読み返した。
このシリーズ、なかなか面白い。
共感できる部分がたくさんある。
自分が70歳まで教師を続けるために、必要な戦略・策略が詰まっている。
そのため、毎学期のはじめに読み返すことにしている。
『策略ブラック授業づくり』中村健一 には以下のように書かれている。
しかし、今は「普通」の授業を研究することが大切だと思っている。くり返して言うが、年間1000時間を超える授業の多くは、つまらない「普通」の授業だからだ。
つまらない「普通」の授業を成功させるのも、失敗させるのも、実は細部が非常に重要になる。
(中略)
たとえば、「指示は1つにする」「終末を示す」・・・う〜ん、思い返してみれば、これらを私に教えてくれたのは、法則家運動だったかも知れない。若手にも、向山洋一氏の名著『授業の腕をあげる法則』(明治図書)などでえ「技術」を身につけて欲しい。
いずれにせよ、つまらない「普通」の授業がうまくいくかどうかは、細部にかかっている。細部を充実させる「策略」こそが、授業には大切なのである。
ここは大賛成である。
毎日の授業を大切にする。充実させる。これが教師の一番大事な仕事なのである。
教科書とノートを使って流していく「普通」の授業を楽しく、知的で、わかりやすい授業にすることがプロの力量なのだ。
そのために、授業の原理原則を学び、授業の技能をみがいていくのである。
子どもへの目線、
子どもへの対応、
授業のリズム、
授業のつかみ、
これが教師の生命線である。
私はこの技能をみがいていくために、毎日精密練習をする。
家で、ランチェスター学習(CDやDVD)をするのだ。
優れた授業者の授業DVDを何度もみてシャドーイングする。
その技能を自分のものにする。
これは何度もやらなければだめだ。
一回観てわかった気になっても、教室ではできない。
自分の血肉とし、自分の身体の中にとりこむことで、いざと言う場でサッとその技能を発揮できるのだ。
3年先の稽古として、毎日の精密練習をがんばっていく。