教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

教師と保証された生活  自分は自分の道を行く

小説『黄色い家』を読了。

面白くて、あっという間に読み終えてしまった。

 

お金がない、困窮の中でどうやって生き抜くか。

女性がこの社会の中で、まっとうに、仲間たちと生き抜くことの大変さがよくわかった。

女性の貧困、これがこの小説のテーマだ。

お金とどう向き合い、人生を全うするか。

 

黄美子さんは、ある意味では、お金からは程遠い人物だ。

お金に執着はない。

お金を稼ぐこともできない。管理もできない。

しかし、お金ではなく、人生で大事なものを持っている。

それは優しさであり、温かさであり、生き抜く強さである。

そして、仲間を大切にし、仲間に助けられ、生きている。

 

花と黄美子は対比的に描かれている。

花のほうが、現実的には生き抜いていけそうな気がするが、大部分の人と同じで、本当に大事なものを見失っている。

だから、花の葛藤が胸に響く。

そして、大事なものを持ち続け、自分の生き方を貫く黄美子に惹かれる。

 

自分はどう生き抜くか。それを考えさせられる小説だった。

自分の過去の体験とも重なる部分もあった。

家族の問題、親の問題。お金の問題。

 

現在の自分はどうか。

小学校の教師を二十年以上続けていることで、ある程度のゆとりはできている。

そして、自分が自分らしく生き抜くための時間も確保できている。

教師の身分は保証されている。

法に反して捕まらない限りは、首になることはめったにない。

 

だから、

自分は自分の信じる道を進み続ける。

子どもにとって価値ある教師を目指す。

七十歳まで教師を続け、稼ぎ続ける。

そのための戦略をしっかりと練っていくのだ。