基本文献の読み込みが順調である。
要諦集は5巻まで読了。
細分化して、少しずつ読み返していくのがよい。
じっくりと味わいながら、自分の生きる道の活路をこの本の中に見出していく。
特に心に響いた部分はノートに書き写す。
それほど量は多くはないが、厳選して、今の自分に最適なものを自分で選び出す。
向山洋一 教育要諦集 第五巻より
P.8
具体的事実で教育を語るとき「にせもの」と「ほんもの」がはっきりとしてくる。
教育の世界にはにせものが多い。90%はにせものだ。
残りの10%のほんものの部分を自分は追究していきたい。
ほんものの教師、ほんものの教育実践を自分は目指したい。
どうすればいいか。
心から尊敬する人から学び続ける。
にせものと感じた部分は、どうしてそれがにせものなのかをとことん考え抜く。
自分の中、学校の中にあるにせものを否定し、新たなほんものを創造していく。
自分にできることから始めればよい。
具体的事実を一つ一つ積み上げていくのだ。
P.78
私は学校における研究を最重点にしてきた。
これもまさに真理だ。
自分も、今の自分の学校の研究を最重点にして、日々の実践を作り出していく。
もちろん、にせものの部分がある。
そこははっきりと否定し、ほんものの研究を追究していく。
自分一人でもやっていく。
研究し、成果と課題を発信する。
上品に、穏やかに、知的に。
その結果、間違っていた部分は修正すればよい。
自分の中にあるにせものを一つ一つ修正していくのだ。
それがほんものへの道へとつながる。