二週間前から痛めていた腰もだいぶましになってきた。
当初は、夜寝るのもつらくてもがいていたが、今ではすっきりと眠れることが多くなってきた。ありがたい。
やっぱり、身体のどこも痛くない状態というのは、本当にありがたいことだ。
いい人生を送り、いい仕事をしていくためにも、自分の身体をしっかりと調整していかねばならない。
そう考え、再度、自分の愛読書である『プリズナートレーニング』シリーズ4冊を読み返した。
この本は、自分にとって最高の名著である。
一生、この本とともにトレーニングを進めていく。
この本に出会えたことは、100万円以上の価値がある。
本屋で出会い、表紙が怪しげだったが、試しに購入した1冊だ。
しかし、読み込むほどにこの本のすごさを実感できる。
今回、腰を痛めてから読み返したことで、今までは興味がなく読み過ごしていた部分がひっかかった。
『治癒を促す8つの法則』である。
この部分を要約すると次のようになる。
『治癒を促す8つの法則』
法則1 自分を守る
ケガを扱う最高の方法。それはケガをしないことだ。
→だからこそ、日々の予防トレーニングが必要なのだ。毎日筋トレをして、身体を強くすることがケガの予防につながる。
法則2 即時治療を施す
負傷したら身の安全を図り、回復を早める対策をすぐに講じる
→今回の自分の場合でいえば、痛めたらすぐに医者にいく。痛み止めを買って飲む。冷やす。このような治療をするべきであった。痛みを軽くなめていた。
法則3 ケガをしていない部位のトレーニングを続ける
ケガをしたアスリートは、当たり前のように休みを取る。しかし、それが治癒プロセスを遅らせることになる。ケガをしていない部位のトレーニングにできるだけ早く復帰した方がいい。
→これはしっかりとできている。痛みのない範囲で腕立てやスクワット、ストレッチ、ジョッグなどをしている。
法則4 傷を鍛える
100%元通りになるまでトレーニングをストップしていたら、傷が癒えることはない。
「ケガをしたら関節を動かせ」「ケガを運動で治す」
法則5 患部を温める
ケガをした部位に熱を加えて癒やす。これはかなり古くからある治癒技術だ。
→毎日の風呂、シャワーで患部を温めていく。
法則6 ゆっくりと通常のトレーニングに戻る
ゆっくりと着実に進むスタイルが、回復を目指すレースを制するカギになる。
法則7 信念を持つ
自分を信じることができれば、回復する可能性が急上昇する。ケガの状態が思わしくないように見えても、ケガがつくり出すネガティブな世界に住み着いてはならない。たいていの場合、ケガは実物以上に大きく見えるものだ。体には奇跡をつくり出す力がある。
法則8 治癒は学習プロセスである
傷を負うことには、さらに深いメッセージが隠れている。ケガをすれば、どんなアスリートも一瞬立ち止まる。今いる戦場をじっくり見渡すよう仕向けられる。自省の機会になるし、なぜトレーニングを始めたのか、なぜ体を鍛え続けているかを思い出させてくれる。肉体がもろく、貴重なものであることの確認にもなる。
→本当にその通りだ。
今回の怪我で、自分も様々なことを学べた。
そして、今後の自分の身体の調整法について、振り返り、もっと深く研究していくことにした。試行錯誤であれこれやってみて、自分に合う方法を取り入れていく。
身体づくりでも、この原則は同じだ。
あと60年、自分のこの身体で人生を生き抜くために、大変良い勉強の機会となった。