『落合博満 バッティングの理屈』は自分にとっては名著である。
野球についてのあれこれの理論や思考について書かれているが、教師人生にも大いに活かせる。
自分がどのような教師修業をしていくか。
どのような教師の生活の知恵を働かせて、教職の世界で生き抜いていくか。
そのヒントがたくさん埋まっている。
例えば、体づくり。
教師の仕事も身体が資本である。
プロ野球選手よりも長く続けることはできるが、それでも、しっかりと動く身体は必要だ。
70歳まで快適に働き続けるための体を作っていく必要がある。
基本原則は、しっかり食べて、しっかり寝ること。
栄養のあるものをしっかり食べ、睡眠をたっぷりとる。
これが基本中の基本である。
さらに、キャリステニクスで自分の体を機能的に鍛えていく。
ジョギングでストレスを解消し、日々、自分の身体と対話する。
バッティングのあれこれの理屈も教師修業に通じるところがあった。
毎日、精密練習をしたり、実践ノートを書いたりすることは、プロ野球選手が素振りをしたり、走り込みをしたりすることと同じだ。
少しでも多く練習を積み重ね、ノートに考えをかきつけていく。
この積み重ねでプロとしての腕を磨き、鍛えていくのだ。
落合氏がバッティングの理論について、あれこれ考え抜き、自分なりの方法を編み出して成果を出したように、自分も教師として、どう仕事を進めていくか。どう価値のある仕事をしていくかをあれこれ考え抜く。成果を出す。70歳まで生き残る。
読書は最高の無料オプションである。
何回でも何十回でも良書を読み込み、自分の血肉としていく。