『先生がいなくなる』PHP新書 を読み進めている。
大変勉強になる。
この問題の多い教師の世界で自分があと30年間生き抜くためには、何が問題なのかをしっかりと掴んでおくことが必要だ。
この本を読んで、諸悪の根源は『給特法』だということがわかった。
中教審の緊急提言も出されていたが、結局、給特法は廃止にはならず、調整金を4%から10%程度に上げることになりそうな感じだ。
給特法があるがゆえに、時間管理なき長時間労働がはびこる。
子どものために、ということで、教師が定額働かせ放題になり、労働時間とお金、給料が連動されない。
本の中では、「給特法は廃止がベスト」と書かれていた。
自分も全く同じ意見である。
しかし、これがなされる可能性は低い。
自分が人事でずっと負け続けているのも、「どれだけ長く働いてくれたか」が教員評価を左右するからだ。
「定時で帰ること」は、決して評価されない。
「同じ仕事を定時でこなすほうが優秀」とはなっていないし、これからもならないだろう。
そうであるならば、自分はいかに生き抜くか。
国の施策には期待しない。
自分は自分で働きやすい環境を作っていくしかない。
だから、人事での勝ちは捨てる。負けを受け入れる。開き直る。
そして、自分が与えられた場で、下座行を一生続けていく。
健康に長く働き続けられるだけの体を作っていく。
どんな担当でも明るく楽しく元気に仕事をする。
これに尽きる。