教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

『先生がいなくなる』PHP新書  「同じ仕事を定時でこなすほうが優秀」とはなっていないし、これからもならない

『先生がいなくなる』PHP新書 を読み進めている。

大変勉強になる。

この問題の多い教師の世界で自分があと30年間生き抜くためには、何が問題なのかをしっかりと掴んでおくことが必要だ。

 

この本を読んで、諸悪の根源は『給特法』だということがわかった。

中教審の緊急提言も出されていたが、結局、給特法は廃止にはならず、調整金を4%から10%程度に上げることになりそうな感じだ。

 

給特法があるがゆえに、時間管理なき長時間労働がはびこる。

子どものために、ということで、教師が定額働かせ放題になり、労働時間とお金、給料が連動されない。

 

本の中では、「給特法は廃止がベスト」と書かれていた。

自分も全く同じ意見である。

しかし、これがなされる可能性は低い。

 

自分が人事でずっと負け続けているのも、「どれだけ長く働いてくれたか」が教員評価を左右するからだ。

「定時で帰ること」は、決して評価されない。

「同じ仕事を定時でこなすほうが優秀」とはなっていないし、これからもならないだろう。

 

そうであるならば、自分はいかに生き抜くか。

国の施策には期待しない。

自分は自分で働きやすい環境を作っていくしかない。

だから、人事での勝ちは捨てる。負けを受け入れる。開き直る。

そして、自分が与えられた場で、下座行を一生続けていく。

健康に長く働き続けられるだけの体を作っていく。

どんな担当でも明るく楽しく元気に仕事をする。

これに尽きる。