『効率を超える力』モートン・ハンセン
を読み返した。
良い本だ。
しかし、大事な主張は、
『エッセンシャル思考』
『反脆弱性』
と変わらない。
この世の中の真理はそう多くはない。
することを減らし、こだわる。
これが本書で一番大事な事柄だ。
これは、引き算戦略とも同じことであり、本当に大事なことに集中し、それ以外は全部捨てる、というエッセンシャル思考にも通じることろである。
現在の教師の仕事は忙しすぎる。
あれこれやるべきことがたくさんある。
ここで真面目な先生は、働く時間をどんどん長くしてしまう。
朝早く学校に行き、夜遅く帰宅する。
土日も出勤して仕事をする。
このような働き方では、成果は出せない。
さらに、自分の人生をダメにしてしまう。
そうではない。
やることを減らしていくのだ。
無駄なことはやらない。
無理はしない。
本当に大事なのは授業。それだけだ。
それ以外はどうでもいい。
そう考えると、自分の教師としてのやるべき仕事ははっきりしてくる。
朝は定時ぎりぎりに出勤する。
夕方は五時になったらさっさと帰る。
土日はゆっくり休む。
このような仕事の仕方が自分の理想だ。
そして、今、まさにこのような理想的な働き方ができている。
これは人生の大きな成果だ。今までの学びを活かせている証拠である。
これからもまだまだ学び続ける。