『汝、星のごとく』凪良ゆう を読了した。
面白かった。途中、中弛みした部分もあったが、後半は一気に読み進めた。
この本を読み終えて、『エッセンシャル思考』の内容を思い出した。
共通点がたくさんあった。
1 自分の人生は自分で選び取っていくしかない。
何を選び、何を捨てるか。それは自分で決めるしかないのだ。
小説の中でも、登場人物が島での生活を捨て、東京暮らしを選ぶ場面があった。感動的な場面だった。
自分も人生の中で、あるものを選び、他のものを捨ててきた。
これがエッセンシャル思考である。
何かを選び取ろうと思えば、当然、他のものは捨てなければならない。あれもこれもはどっちつかずとなり、不幸の原因となる。
仕事でも、人生でも、共通の原理原則である。
2 より少なく、より豊かに
本当に大事なものはそれほど多くはない。自分にとって大事なものをしっかりと選びとる。それ以外はすっぱり切り捨てる。
無駄な会議、無駄な研修、無駄な残業。これらは自分にとっては必要のないものである。だから捨ててきた。その分、自分の時間をしっかりと確保できている。
しかし、その代償として、出世はできない。重要な仕事は回ってこない。
これでいい。自分はこれで十分である。
以上のように、『エッセンシャル思考』で学んだ重要な原則について、小説の中の登場人物を通して改めて体感できた。
『汝、星のごとく』、良い小説だった。