校内kjについて
課題点を書き出し、改善点を考えていく。代案を考えていく。
これは自分自身の授業をよりよいものにしていくための修業の一つである。
人の授業をみたときに、どこがよくて、どこがまずいのか。まずい点はどう変えていけば、子どもにとってより価値のある授業になるのかをしっかり分析することが大切だ。その分析の上に、日々の自分の授業改善がある。
だから、ダメ出しをしただけではだめなのである。
代案も自分なりに考え、自分の日々の授業を振り返るところまでいく必要がある。
そうやって初めて自分の力となる。
せっかくやるkjなのだから、有効に活用したい。
課題点
局面の限定ができていない。
これにつきる。
前半はよかった。いままでの復習を次々とテンポよく進めていく。若干言葉が多いのが気になった。余計な言葉をもっと削れば、よりよいテンポで楽しく進められる。
しかし、後半、本時のポイント部分になって一気に失速した。
本時のポイントはk作りではない。やりとり、コミュニケーションである。
だから、k作りはもっと局面を限定して、シンプルに作りやすくする必要がある。
さらに、やりとり場面を一気にペアで任せていたので、教師はだれがちゃんとやりとりできていて、だれができていないのかを把握できていない。ただの遊びの時間になってしまっている。
代案
局面を限定し、本時のポイント(やりとり)にしっかり時間と力を注ぐ。
無駄な部分はカットする。無理な部分を省く。
本時のポイントでは、スモールステップで全体で確認し、一人ずつ確認した上で、他のメンバーとあれこれやりとりをさせる。
最後にもう一回、確認の原則で、一人ずつやりとりを言わせる。
これぐらいしないと本時のポイントであるやりとりの力はつかない。
局面の限定、確認の原則、スモールステップ、個別評定。
これらの原則を使いこなす必要がある。