基本文献の読み込みをやっている。
これは自分の生命線である。
自分がこの教師の世界であと30年間生き抜くために絶対に必要な作業である。
先日の読み込みから、特に心に響いた部分を書きぬいた。
向山洋一 教育要諦集 第三巻より
P.36
教育とは、創造し、否定し、創造する営みの連続である。子どもの成長は、こうした教師の自己との闘いによってこそ支えられる。
教師が自己と闘い続けること、これが大切だ。
自己の実践を否定し、よりよいものにしようとする努力。
自己の甘さや未熟さと闘い、自分を磨き続ける努力。
教師として必要な腕を磨き続ける闘い。
こんな努力や闘いを自分は続けていきたい。
子どもの前に立つ以上は、この努力をやめない。
P.41
「教師にしかできない仕事」を、さらによりよくやりとげるために、私は自分の技を磨いていく
教師にしかできない仕事とは何か。
それは知的な授業だ。面白い授業だ。わかる授業だ。
これに尽きる。
だからこそ授業について学び、研究し、修業を続けていく。
今までの20数年の教師人生の中でも、間違いなく手応えはあった。
良い授業、楽しい授業、知的な授業をすれば子どもは変わっていく。
教師として最もやりがいのある仕事である。最も大事な仕事である。
この基本部分を履き違えてはいけない。
授業の腕を磨くための努力、それこそが最も重要な事柄だ。
P.47
やることを明確に示し、やる方法を明確に示してやることを繰り返すのである。
これしか方法はない。
授業でも、学校生活でも、同じだ。
やること、やるべきことを明確に端的に示し、やらせる。
うまくいけばほめる。
まずければ、改善策を伝える。
これをひたすら繰り返していくのだ。
教育者として恥じない行動を自分は取りたい。