『遅読のすすめ』山村修
『続 裁判官の書斎』倉田卓次
を読み返した。
どちらも名著である。
読書について、考え直した。
ゆっくり、じっくり読み込むことの大切さを改めて痛感した。
日々、しっかりときっちりと仕事をしながら、自分の自由に使えるわずかな時間にゆったりと読書をする。これこそ、自分の人生にとって至福の時間である。
やるべきことはきっちりとやる。
その上で、毎日、30分から40分を読書にあてる。
自分の好きな本をじっくりとゆっくりと読む。
このような人生を自分は目指したい。
『続 裁判官の書斎』倉田卓次 に書かれているように、
頭休みに本を読め
というのもいい感じだ。
なにか難しい法律書を読んで疲れを覚えたとする。ごろっと畳の上に寝ころがって天井を眺めているよりも、小説のひとつでも読んだほうが頭ーー法律書を読むのに使った部分ーーは休まるのだ。
(中略)
債権総論を通読するのに、一冊筒井康隆の短編集でも横に置いておいて、総論の一章をおえるごとに一編ずつ読むといった合の手をいれながらのほうが、難解な債権総論読破の能率は上がるであろう・・・少なくとも私の場合はそうであった。太宰治の短編はほとんどそのやり方で、つまり大学時代法律の勉強の合い間に読んだのである。
これは様々な場面に応用できる。
教師の仕事の合い間に小説を読んでいくこともそうだ。
教師の仕事に使う頭を休めることができる。
そして、小説を読み込むことで、非認知力を鍛えることができる。
教育書の合い間に小説、これもよい。
このような組み合わせを自分で工夫して考えていくのが楽しい。
自分の教師修業に応用していこう。