教材研究をしっかりとやればやるほど、自分の授業がよくなっていく。
日々の授業が充実し、自分の仕事が楽しくなってくる。
これこそが、自分の目指す、「職の道楽化」である。
自分の仕事を自分の道楽とする。
こんな幸せなことはない。
毎日、放課後に教室 DWをコツコツとすすめる。
日中の授業を少しでもよりよいものにする。
さらに、その上で、定時には退勤し、家でゆったりとくつろぐ。
このような理想的な働きかたを一生かけて追究していく。
教師の仕事はブラックだと言われている。
教師のなり手不足。教員採用試験の倍率の低迷。
さまざまに言われている。
もちろん、基本的な制度に大きな問題があるのは間違いない。
しかし、そこは自分1人で変えていくことはできない。
一方で、教師自身ができることもたくさんある。
行事の精選、指導法の工夫、無理なことはやらない、無駄なこともやらない。
定時内でできることに全力を尽くす。
教師のやり方がまずくて、自らブラックな働きかたをしている場合もたくさんある。
無駄なことはやめればよいのだ。
無理なことも当然、やめるべきである。
しかし、これを教師の見栄や勉強不足や力量不足で、無理・無駄・ムラをしてやっているという場合がたくさんある。
自分は、自分にできる範囲で、このようなことを否定していく。
本当に大事なこと、それは日々の授業である。
日々の授業を充実させて、目の前の子どもたちにしっかりと力をつける。
これに尽きる。
それ以外のことはすべて枝葉末節である。
引き算戦略でばんばん削っていけばよい。
あと30年間、この仕事を続ける。
自分の理想を目指して、日々、修業を続けていく。