安岡正篤から学んだ思考の三原則は以下の3つである。
思考の三原則
1 長期的な視点で考える。
2 多面的な視点で考える。
3 根本的な視点で考える。
1の長期的な視点で、今の状況を考えてみる。
自分が教師を続けるのは残り約30年。
その中で、今回のこの担当を全力でやる経験は必ず将来役にたつ。
それまでの担外の経験も、3年連続tの経験も、いつか必ず役にたつはずだ。
10年後、20年後、30年後に生きてくる経験や努力が必ずある。
だから、今年度は決められた担当をしっかりと淡々とやっていく。
2の多面的な視点で考える。
人事が思い通りにいかず悔しい思いをするという経験は、いつか自分に生かすことができる。この悔しさを自分の作品へと生かしていけばいいのだ。
また、見方を変えれば、こんなにおいしいポジションはない。
人数が少なくて楽。
持ち時間も少ない。子ども相手でやりがいがある。
さらに、どのポジションでも給料は同じ。
自分の自由になる時間がたくさんある。
今のうちにじっくりと、みっちりと教師修業を進めていけばいいのだ。
残業0、土日も必ず休みでこの額の給料をもらえる。
自分の担当の範囲では自分のやりたいようにできる。ノンストレス。
こんなにありがたいことはない。
今、ウクライナでは戦争が起き、職を失い、命を失い、祖国のために戦っている人がいる。
その人たちと比べれば、自分はあまりにも恵まれている。
この自分の恵まれた環境に感謝しなければバチがあたる。
職を失うことはない。給料も減らない。命もとられない。
そうであるならば、自分は自分の信念に基づいて誠実に仕事するのみである。
3の根本的な視点。
そもそも仕事とは誰かの穴埋めなのである。
誰かがその穴を防がねばならない。@養老孟司氏
自分の担当も、自分が穴を埋めよという、天からの命令なのだ。
だから、自分は自分のベストを尽くすのみ。
恥じることはない。悔しがることもない。
教師としての力量が反映されているわけではない。
子どもの事実と腹の底までの手応えをただただ追い求めて、誠実に努力を積み重ねていこう。
以上、思考の三原則に沿って、今の心境、状況を分析してみた。
こうやって考えると、自分のやるべきことがはっきりしてくる。
日々、教師修業に励もう。