教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

『反脆弱性』教師という仕事でどうやって『反脆さ』を身につけていくか。

昨日は祝日。

家でゆったりと仕事を進めることができた。

午前中は軽くジョッグ。

朝食後に日課に取り組む。

 

午後は昼寝。行思法。

そして、読書。

 

タレブの『反脆弱性』を読み返している。

何度読んでも学びがある名著だ。

この本を自分の血肉としたい。

このブログでも、読んで考えたことをアップしていく。

ノートまとめもしていく。

何度も読み返し、自分の考えをアウトプットし、ノートにもまとめる。

このような作業によって、本の中身を自分のものにすることができる。

 

今日から授業再開。これはうれしい。

やっぱり教師は授業こそが仕事である。

全力で授業に取り組み、ベストを尽くしていく。

 

教師という仕事でどうやって『反脆さ』を身につけていくか。

まず第一に、引き算戦略をとる。

無駄なことはしない。無理なこともしない。

本当に大事なものだけに集中する。

無駄な形式主義、教師の見栄、過剰な教室掲示はしない。

子どもに力のつかない宿題、つまらない授業はさける。

 

第二に、バーベル戦略だ。

安定的な方法と、ハイリスクな方法のふたつでバランスをとる。

これを自分の場合で考えるとどうなるか。

教師の職を淡々とやる。これは安定的方法だ。

よほどのことがない限り、教師という職を失うことはない。

体調を整え、法律を遵守し、誠実に仕事に取り組めば、あと30年間、この職で食っていける。

この方法とともに、もう一方は書いて稼ぐ道をさぐる。

書くことは最強の無料オプションである。

当たればでかい。当たらなくても、書くことで自分の知力を鍛えることができる。

そして、何よりも書くことは楽しい。

70歳まで教師を続けながら、執筆を続ける。

執筆は100歳までできる。死ぬまでできる。

このバーベル戦略をとっていく。

 

第三に、他の大勢多数と逆にかける。

多くの先生方は朝早くから夜遅くまで仕事に取り組んでいる。

残業を当たり前に思っている。

しかし、法的には違う。

法律では、教師の時間外労働は超勤四項目に限られている。

他の項目では、時間外労働はできない。

【時間外勤務の法的根拠】

公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法6条(教育職員の正規の勤務時間を超える勤務等)

1 教育職員(管理職手当を受ける者を除く。以下この条において同じ。)を正規の勤務時間(一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律第5条から第8条まで、第11条及び代12条の規定に相当する条例の規定による勤務時間をいう。第3項において同じ。)を超えて勤務させる場合は、政令で定める基準に従い条例で定める場合に限るものとする。

公立の義務教育諸学校等の教育職員を正規の勤務時間を超えて勤務させる場合等の基準を定める政令
1 教育職員については、正規の勤務時間の割振りを適正に行い、原則として時間外勤務を命じないものとする。
 2 教育職員に対し、時間外勤務を命ずる場合は、次に掲げる業務に従事する場合であって臨時又は緊急のやむをえない必要があるときに限るものとすること。

 イ 校外実習その他生徒の実習に関する業務
 

ロ 修学旅行その他学校の行事に関する業務
 

ハ 職員会議に関する業務
 

ニ 非常災害の場合、児童又は生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務

 

多くの先生は、子どものために、と遅くまで仕事をしているが、それでは、持続は不可能だ。

身体を壊し、家庭を壊し、メンタルを壊しかねない。

つまり、脆いのだ。

教育界は今にも沈みそうな泥舟だ。(『教師崩壊』妹尾昌俊より)

俺は一緒に沈みたくない。まきこまれたくはない。

だから、いつか教育界が崩壊するほうにかける。

その時に備えて、逃げる準備をしておく。

全体とは逆をいく。

つまり、残業は一切しない。朝もぎりぎりにいく。

仕事中は全力を尽くす。

とことん学び続け、船が沈んでも、自力で泳ぎきる力をつけておく。

さらに、沈んだときのために、生き残るための便利な道具(小舟や救命道具、食料等)を用意しておく。

 

教育の世界はこままいくと崩れる。そこに自分は賭けて、反脆さを手に入れる。