教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

こんな研修をやっていては、100年続けても力はつかない。

校内研修について強く感じていることがある。

こんな研修をやっていては、100年続けても力はつかない。

なぜか。

 

授業後の検討場面、分析場面が欠けているからだ。

授業をやっているときの緊張場面はよい。

それを公開するために、あれこれ研究し勉強するのも大事だ。

そして、他の先生の授業をみて、分析していくことも大事だ。

しかし、この分析場面が全体では欠けている。

 

結構な授業でした。

どの子もがんばっていました。

素晴らしい授業をありがとうございました。

 

こんな感想で終わってしまっている。

これでは、本当の実力はつかない。

もちろん、精神的には楽である。

誰しも、あれこれ批判は受けたくはない。

だから、なあなあで、誉め殺しで終わってしまっている。

 

その授業は、本当は素晴らしくはなかった。

まずい点がたくさんあった。

子どもの事実も課題がたくさんだった。

それを見えていないのか、見えていても、「和の精神」で言わないだけなのか。

両方あるだろう。

 

こんな校内研修を続けていっても、実力はついていかない。

自分自身で教師修業をやっていくしかない。

 

日々の授業を向上させるために、校内研修はある。

職場の「和の精神」も、もちろん大事だが、本当に自分にとって役にたつ「授業力」を身につけるためには、課題の分析が必要だ。

 

では、こんな状況で自分はどうするか。

 

1 自分の信じる道で努力を続ける。

誉め殺しの罠にはかからないように注意し、自分自身で教師修業を続けていく。

毎朝の精密練習、日々の振り返り(実践ノート)、教材研究。これらをコツコツと続ける。

また、平素からの読書。基本文献の読み込み。

自主サークルへの参加。

研究授業を自分でやるばあいは、全力を尽くす。

本番までのノート作業をとことんやり、とことん研究する。

「子どもの事実」と「腹の底までの手応え」、この2つだけを評価の基準とする。

 

2 他の先生の授業を自分で分析する。

今までの学びを活用して、自分でその授業の良かった点と悪かった点、改善点を分析していく。自分でノートに書き出し、そこからの学びを自分の実践に生かしていけばよい。どんな授業からでも学ぶことはできる。

 

3 無駄は省く。

自由参加の時はいかない。時間が無駄である。

教室にこもって自分でコツコツと仕事を進めていくほうが100倍よい。

参加必須のときは、ノート作業で、自分の知的生産を行う。

会に参加しながら、ノートを書いていけば、自分のためになる。

 

4 群れない、媚びない、ブレない

自分は職場では群れない。職場は仲良し集団ではなく、仕事をする場である。自分のやるべき仕事をきっちりとやる。そして定時になったらさっさと帰る。