教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

大事なのは、人の授業から学び、自分の腕を磨くことだ。

人の授業を参観した時は、学びを書き出しておくことが大切だ。

どんな授業でも学べることはある。

そして、それを書き出し、自分の授業づくりに生かしていくことができる。

そうやって、プロの教師になっていくのだ。

 

先日の参観授業の学び

1 算数の本質をついた授業展開が必要だ。

 ふりかえりに時間をかければ、それなりにかけるようにはなる。これは所時物の原則だ。しかし、それは本時のねらいとは少し外れているように感じた。

 大切なのは、この1時間で全員の子がしっかりと内容を理解し、できるようになることだ。

 自力解決で自分で解決できず、練り上げになんとなく参加し、最後の振り返りでは、長くは書けていても本質からはずれている。

 このような状態では、子どもたち一人ひとりに力はつかない。

 

2 最後の参観教師への挨拶はいらない。

 子どもに媚をうらせない。お礼をいうのは参観教師であって、子どもたちに言わせる必要はまったくない。教師の見栄であり、媚である。

 

3 自力解決の子どもの様子 学力差が激しい

 自分でできる子はどんどん書いている。

 できない子はできないままで終わっている。

 教師のサポートが追いつかない。

 これではだめだ。ここはもっと指導法を工夫する必要がある。

 全員がどんどん書き進めている状態をつくるための指導法の工夫だ。

 前段階として、お手本を示す。自力解決の時間を短くし、途中で手入れする、など。

 

4 発表の仕方をもっと鍛える。

 基本的な躾が甘い。

 当てられたら立って返事する。発表の言い方を教える。

 日々の指導が大事だ。教えてほめる。

 このような基本的なことをきっちりとていねいにやっていくことが非常に重要だ。

 

5 挙手指名では、一部の子しか活躍できない。

 時には列指名であてることも必要だ。

 挙手している数名の児童で授業を進め、他の児童は座って何もせず。参加せず。そこにいるだけ。手遊びして時間をやり過ごす。これではだめだ。

 

6 隣同士での相談タイム

 それまでの重い空気が、この相談タイムでぐっと活気付いた。

 優れた発問、優れた指示なのだ。

 このような有効な発問と指示を授業の中で次々と繰り出せるのがプロだ。

 

最初にも書いたように、

このように書き出した学びは、自分の実践に生かしていくことが大事だ。

そのための研修である。

自分はどうか。

同じようにできていない場面もあるはずだ。

良いところは取り入れる。

悪いところは、反面教師として、自分はやらないようにする。

 

大事なのは、人の授業から学び、自分の腕を磨くことだ。

楽しく、謙虚に、淡々と学び続けていこう。