教育の現場では、「足し算主義」が多い。
あれこれと付け足されてパンク状態となっている。
教師自らが、余計なものをあれもこれもと付け足していき、自分の仕事を増やしている。
例えば、
1 体育大会の演技見せ合い
→これはいらない。大会当日にしっかり見ればよい。
こんなことをやっているから、授業時間が少なくなり、学力が低下するのだ。
2 演技 持たせるもの
→これもいらない。なんか持たせれば見栄えがするだろうという教師の見栄にすぎない。大事なのは、一人ひとりの子がしっかりと踊れているかどうかだ。物をもたせて見栄えだけ繕ってもしょうがない。それは教育の本質からはずれている。
3 何回も繰り返される「ありがとうございました!」
→演技の最後に入れる必要はない。さらにグループ別でも入っている。何回も繰り返すことで、時間がロスする。
感謝の気持ちは大事だが、演技時間を考えて、削るべきである。
形式主義に陥っている。
教師の見栄を出しすぎている。
どうすればいいか。
「引き算戦略」でいくとよい。
余分なものはバッサリ削る。
無駄はやらない。
無理を求めない。
本当に必要なごく少数のものを大切にして、日々の教育実践を進めていく。
本当に必要なたった一つのことはなにか。
「一人ひとりの生きる力を育む」
これに尽きる。
そのために、日々の授業があり、学校生活がある。
俺は周りとは群れない。
「引き算戦略」で本当に大事なことのみ実践していく。
その結果、中心ラインから外れてもしょうがない。
自分は自分の信念を貫いて仕事をする。