体育大会について、外からの視点(保護者の視点)から考察する。
一番大切なのは、子どもたちが一生懸命に取り組んでいる姿だ。
これが見られれば、親は感動する。
我が子が一生懸命に演技や競技に取り組んでいる。
この姿をみて、我が子の成長を感じ、心が動かされるのだ。
それ以外のことは、すべて枝葉末節。
最後のあいさつも、最初の小手先の取り組みも、小道具もあまり関係ない。
あってもなくてもほとんど変わらない。
ここから考えると、教師は、「体育大会」に向けて、以下の点に留意すべきである。
1 練習時間は短くする。
20時間、30時間かけるのはひどい。
10時間で十分だ。
この10時間の中で、趣意説明を行い、個別評定を行い、激励し、ほめながら子供のやる気を引き出していくのだ。
短時間で子供達の熱中状態を作れるのがプロだ。
そのために、指導法を工夫し、細分化し、研究するのだ。
2 小物、小手先の技にこらない。
わざわざ時間をかけて、小物をつくる必要はない。
小手先の出し物や技に凝る必要はない。
親が見たいのは、そこではない。
一番大事なのは、子供達の一生懸命な姿なのだ。
だから1で書いた以外はすべてやめる。無駄を省く。
そうするからこそ、教師にも子どもにもゆとりが生まれ、いいものができる。
3 無駄を省く
2とかぶるが、大事なことだ。
最後のあいさつはいらない。
開会式や閉会式もみじかいほうがいい。ないのが一番いい。
衣装も凝らない。なしが一番よい。
やるべきことをきっちりとやる。
やらなくてもよいことはばっさり切る。(引き算戦略)
以上3点、外からの視点で感じたことだ。
これを自分の実践に生かしていく。