教師修業70歳

〜70歳まで教師を続けるための教師修業法〜

教師修業は果てしがなく〜無敵のプロ教師を目指す!!〜

【向山洋一全集 76巻からの学び。】宿題じゃあ、学力はつかない。 学力は授業でつくのである。

昨日に引き続き、向山洋一全集 76巻からの学び。

 

宿題じゃあ、学力はつかない。

学力は授業でつくのである。

 

この文章、とても好きだ。

まさにその通り、である。

宿題でつくのは、学習の習慣である。

それが結果として学力につながる。これは事実である。

 

しかし、できない子や学力の低い子、家庭環境に恵まれない子にとっては、宿題は害のほうが大きい。

 

教師が、

「学力は授業でつける」

と強く心に誓って授業の充実を図ることが大切だ。

 

宿題を忘れたからとって、厳しく叱り、居残りさせていてはダメだ。

もちろん宿題をきちんとする習慣をつけることは大事だ。

家庭学習の習慣を身につけさせるために宿題を出すことも大切だ。

 

しかし、もっとも大事なのは、日々の授業の充実だ。

知的で楽しく、わかりやすい授業を日々行う。

それによって、子どもが勉強を好きになり、できるようになり、結果として、宿題等の家庭学習もがんばる。

このような流れを目指すべきである。

 

自分は今、宿題はかなり少ないほうだ。

だから、毎日のチェックも楽。

教師も楽で、子どもも楽。

宿題忘れがあっても、その場でさせる。

休み時間にさせる。少ないので、すぐに終わる。それほど負担にはならない。

いいことずくしだ。

 

自分が正しく学び、真理を追究する。

自分の信念に基づいて、授業を進め、学級経営を行う。

これが教師はできる。

教師というのは本当にいい仕事だ。

 

学級経営や授業は、自分が勝てる場である。

正しい道を進んでいる限り、管理職から妨害が入ることはない。

自分の正しいと思う方向で進められる。

 

だからこそ、教師は学び続ける必要がある。

その指導は本当に正しいのか。

その宿題の出し方は本当に子どものためになっているのか。

自分の授業は、知的で楽しく熱中したものになっているか。

 

日々、振り返り、反省し、先達から学んでいく必要がある。

 

人は、自分の性格に合った教育技術を選ぶのである。


この言葉も大好きだ。

自分は自分に合った教育技術を選ぶ。

自分にとっては、「向山型の追究」が目指す峰である。

 

だから、授業開始と最後の形式的な挨拶はしない。

算数の問題解決学習もしない。

残業も一切しない。

朝は時間ギリギリに出勤し、定時になったらさっさと帰る。

 

教科書とノートを使って、知的で楽しくわかりやすい授業をするために、学び続ける。

ノート主義でとことん教材研究を行う。

本をたくさん読み、学び続ける。

 

せっかくの一度しかない人生だ。

自分が納得のいくように、仕事もやっていく。

自分のやりたいように自分のやりたいことをやる。

仕事も人生も同じだ。