昨日、向山洋一全集 76巻を読み返した。
自分の授業力をもっともっと磨いていくためのヒントを探した。
やっぱりこの76巻はすごくいい。
今まで何度も読み返してきたが、読むたびに新たな発見がある。
今の自分に必要なものに気づかせてくれる。
子どもの事実をただただ見つめ、
自分の足りないところを学び、
研究してきた教師だけが、
辿りつける境地。
このような境地を目指して、自分はあと30年間教師修業を続ける。
子どもの事実だけをしっかりとみていくのだ。
この授業で子どもは熱中していたか。
子どもは力をつけたか。
できない子ができるようになったか。
できる子も熱中して参加していたか。
形式や見栄ではなく、子どもの事実こそを大切にしていくのだ。
「我流教師」3つの共通点
①暴力、腕力を使う。
②時間をかける。
→運動会の練習なんて、10時間もやれば十分なのを、30時間も40時間もやる馬鹿がいる。一体、いつ授業をするのだ。
③見かけでごまかす。
→廊下に貼り出した、やたら巨大な調べ学習の展示物も、見栄の代表だ。
これも本当にその通りだ。
①の暴力、腕力は論外。
②は教師の熱心さとして評価されがちなので、今でもよくみかける。
運動会の練習を30時間、40時間。これは実際にある。馬鹿だ。
これでは、他の教科にしわ寄せがくる。当然、学力がつかない。
当然、時間をかければ、出来栄えはよくなるが、それは教師の見栄である。
プロならば、10時間の中で、指導法を工夫し、子どもの良さやがんばりを引き出し、演技を仕上げるべきである。
③も②と同様によく見かける。
自分は、このような我流教師にならないように学び続ける。
子どもの事実こそを見つめ、本筋の方向で努力を続ける。